【DVD・Blu-ray買取情報】機動戦士ガンダムZZ メモリアルボックス Part.Ⅱ

こんにちは、ホワイトファング買取スタッフです。本日は、高価買取商品のBlu-ray 機動戦士ガンダムZZ メモリアルボックス Part.IIについて、ご紹介させていただきます。

明るくないガンダム

宇宙世紀0088年、後に第一次ネオ・ジオン抗争と呼ばれる戦いに巻き込まれたジュドー・アーシタは妹や仲間の死を乗り越えて、戦士として、ニュータイプとして覚醒していく。ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンは戦況を有利に進めるものの、ネオ・ジオンの青年将校グレミー・トトの反乱により、世界はより混沌と化していく。

機動戦士ガンダムZZは明るいガンダムをテーマに始まった作品でしたが、徐々にシリアス色を強め、今までのようなガンダムに戻ってしまいました。後に∀ガンダムでも同じようなことをやっているので、コミカルなものを続けることができないのは富野由悠季の特徴なのかもしれません。

26話からはOPとEDがそれぞれ「サイレント・ヴォイス」と「一千万年銀河」に切り替わり、シリアスになった物語を引き締めています。

なお、機動戦士ガンダムZZ メモリアルボックス Part.IIは2009年11月に発売されました。

HDリマスター(広告ではHDマスターと表現されている)全47話の内、25~47話が、Blu-ray5枚組で収録されてます。
封入特典として全48Pの解説書、映像特典として、後期ノンテロップOPとED、第一話の予告編(15秒Ver.と30秒Ver.の2種)、Part.Iにもあったオリジナル新作映像「GUNDAM FRAG.」の後編が付属しています。

思い通りにいかなかった作品

ガンダムZZは、本来作りたかったZガンダムを改変する形で作られ、逆襲のシャアの制作が決定したため、シャアやアムロを出せないまま終わってしまった作品と言われています。ガンダムZZの初めの2クールを飛ばして、作品終盤のグレミーの立ち位置にシャアが入り、再び宇宙に上がったアムロと戦うというのが本来のZガンダムという話もありますが、今となっては真相は完全に闇の中です。

そういう振り回され方をされたためか、あまりテーマ的なものが見えず、単にハマーン・カーンというキャラクターに決着をつけるだけになってしまった感があります。

ハマーンはアクシズの指導者だった父親の早すぎる死のため、シャアの推挙により弱冠16歳にしてアクシズの指導者になってしまいました。その後、後見として頼っていたシャアが地球圏の偵察を名目にアクシズを離れてしまいます。

そのため、地球圏への怨嗟渦巻く世界にただ一人取り残され、ふとしたきっかけで崩壊しかねない集団を率いる彼女は、ザビ家再興という虚構と虚勢を強弁し続けるしかない人間でした。Zガンダムでは終始一貫シャアに戻って来いと言い続けたのも、本心では助けてほしいと思いながらも、それを口にする事ができない彼女の悲鳴だったのです。

富野監督からは「強い男に憧れながらもそうした存在を理解できず、結果的に漁夫の利を得ようとする小悪党に成り下がった女」と評価されていますが、それは弱い人間が背負いきれない責任を負ったためだと思うと、可哀想な話です。

後期OPの「サイレント・ヴォイス」はそんな彼女をテーマにした歌です。

ところで、ハマーン・カーンの声優榊原良子は、どう見ても彼女が21歳であること忘れて演技してますよね・・・

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