こんにちは、ホワイトファング買取スタッフです。機動戦士Vガンダム Blu-ray Box IIの高価買取ならぜひホワイトファングへお任せください!
本日は、高価買取商品の機動戦士Vガンダム Blu-ray Box IIについて、詳しくご紹介させていただきます。
富野三遍意自ら通ず
U.C.0153年、後にザンスカール戦争と呼ばれる戦乱は、ザンスカール帝国の地球クリーン作戦、エンジェル・ハイロゥ作戦といった大規模な軍事行動を優位に進めるザンスカール帝国に対し、リガ・ミリティアは地球連邦軍の協力を得つつ迎え撃つことになる。
そんな中でウッソ・エヴィンはリガ・ミリティアのトップパイロットとして、シャクティ・カリンはザンスカール帝国の女王マリアの娘として戦乱の中心にあり続けることになる。
「機動戦士Vガンダム」は企画当初は子供向けを志向した作品でしたが、総監督の富野由悠季の性格がそれを許さなかったのか、難解で凄惨な内容の作品になってしまいました。
それでも、逢坂浩二がデザインした温かみのあるキャラクターと千住明作曲で当時のアニメでは珍しいフルオーケストラによる演奏の柔らかい雰囲気の音楽のおかげで、そこまで暗い作品にはならず、批判が多かったものの1年の放送を何とか乗り越えました。
富野作品全般に言えることですが、テーマに対する描写は抽象的ではあるものの一貫しているので、改めて見直すと以前では分からなかった言いたいことがわかり、作品に対し肯定的になれるかもしれません。
BOXIIは27話~51話を収録し、9月25日に発売されています。
BOXIと同様で画質はニューマスターポジフィルムによるHDテレシネ&HDリマスターで音声は通常のステレオです。
Boxアートはカトキハジメによる描き下ろしで、インナージャケットも吉成曜・川元利浩による描き下ろしです。
封入特典として、富野由悠季総監督、主演声優阪口大助のインタビューや、キャラクター&メカニカ ル紹介やストーリーガイドなどを収録した解説書(SUBTEXT BOOK)とイラストギャラリーや制作当時の資料を収録した記録集(ARCHIVE BOOK)、映像特典はノンテロップの後期OPとED(OPとEDが変わるのが32話からなので、収録話の中に前期OPEDの回もあります)、配信特別番組の「週刊5分で分かる機動戦士Vガンダム」の第5~8回+延長戦その2、DVDメモリアルボックスから再録された名場面コレクション、アイキャッチ集、CM&PV集、音声特典としてオーディオコメンタリーが第27、42、50、51話についています。
何がダメなのか探してください
富野監督はこの作品を気に入っておらず、Blu-rayBOXの発売に際し「何がダメなのか探してください。」と題したコメントを発表し、「この作品は全否定したいと思っている」と記しています。
スポンサー(バンダイ)の意向で作りたかった作品が作れず、せっかく作った作品も第1話から主役MSが登場しないことにスポンサーが難色を示したため、初登場予定の第4話と第1話を差し替え第2~4話(本来の第1~3話)の構成を変えるという出だしになります。
また、当時バンダイがサンライズ買収を予定しており(最終的にはバンダイナムコホールディングスの完全子会社になる)、サンライズ上層部は主力作品であるガンダムの人気を再燃させることでより有利に買収を行わせようと意図していました。
しかし、そのことを知らされていないまま制作に入るなど、富野監督にとっては不本意な体制での制作であったことは想像に難くありません。
そのためか彼は鬱病に罹り、最終的には立っていられないほどの目まいがしたり、ほとんど気絶するような感じで眠りについていたと言います。
それでも、「人には帰るべき所があり、そこに帰るべきである」というテーマを一応は描き切ったのは優秀なスタッフのサポートがあったとはいえ、流石の一言です。
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