こんにちは、ホワイトファング買取スタッフです!
本日は、高価買取商品のMG 1/100 FA-010S フルアーマーダブルゼータガンダムについて、ご紹介させていただきます。
Zプロジェクトの申し子
FA-010S フルアーマーZZ(ダブルゼータ)ガンダムはZプロジェクトによって生み出されたZZガンダムに武装を相殺した増加装甲を追加した機体です。
ZZガンダムの設計段階でフルアーマー化は仕様として存在していましたが、本体の持つ複雑な合体変形機構の完成が遅れたこともあり、実戦に投入されたのは第一次ネオ・ジオン抗争も末期になってしまいました。
フルアーマー化に際し重量が増えるため、本体のZZガンダムもS型(通称強化型ZZガンダム)に改修されており、ジェネレータ出力やスラスター推力を増加しています。また、バックパック交換に伴い、搭載ミサイルが18連装2段階に変更されています。
増加装甲に耐ビームコーティングを施すことで防御力が上がっているだけでなく、腹部に簡易ハイメガキャノン、各所にミサイルランチャーやプロペラントタンクが増設され、火力機動力も含めた総合的な機能向上がなされています。
また、オプション兵装として、右側の18連装ミサイルランチャーを取り外し、ハイパーメガキャノンを装着することもできます。威力は頭部ハイメガキャノンの60%増しで連射可能とされ、単体MSの武装としては最高級の火力となります。
増加装甲を装着しても各部の可動が出来る限り損なわないような設計になっているものの、変形合体は不可能になってしまいました。ただ、増加装甲を任意にパージすることもでき、強化型のZZガンダムに戻ることも可能です。
ある意味、このフルアーマー状態こそがZZガンダムの完成形の姿と言えるものではないでしょうか。
ギリギリバランスのプロポーション
このキットは1999年発売のMG 1/100 ダブルゼータガンダム(公式にはZZガンダムと表記されるが、ガンプラでは商品名がカタカナ表記になる)にフルアーマー用のパーツを追加したものになります。
前述の通りフルアーマーZZガンダムの素体は強化型になるため、そのための追加パーツもあり、組み上げるとかなりの余剰パーツが出ます。
また、Gフォートレスへの変形も可能なのですが、主翼(強化型のMS形態時のシールド)のパーツはありません。つまり、強化型ZZガンダムを組み上げるには、シールドを自作するか通常型のMG ZZガンダムを購入する必要があります。
古いキットのため、胸アーマーのセンサー類など塗装が必要なところもありますが、そんな古さを感じさせないプロポーションがこのキットの魅力でしょう。
素体からしてゴツくて太めのデザインなのに、それにさらに増加装甲を付けたらとんでもないことになりそうなものですが、ギリギリのところで踏み止まっています。
武装もダブルビームライフルとビームサーベル2本以外に、設定上は存在したのに作中では登場しなかったハイパーメガキャノンも付属しています。
後にVer.KaのZZガンダムが発売されて、写真写りの良いプロポーションのキットがあるのも事実ですが、実際手に取ってみると写真では分からない全体バランス、とくにハイパーメガキャノンを装備した状態は一見の価値があるものだと思います。
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