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今回は「機動戦士ガンダムOO」から「HG ガンダムキュリオス」について詳しく紹介いたします。
ガンダムマイスターのひとりであるアレルヤ・ハプティズムが搭乗する可変モビルスーツです。
OO系の可変モビルスーツ
「ガンダムOO」といえば正統派のガンダムエクシアをはじめ、様々な個性的な機体が登場する作品でもありますが、今回紹介するガンダムキュリオスはその中でも特異な可変モビルスーツです。
古今東西のガンダムシリーズでは可変モビルスーツはそこまで珍しいということはなく、古くはΖガンダムに始まり、その後もウイングガンダムなど様々な作品で可変モビルスーツが登場しました。このガンダムキュリオスもまたそんな可変モビルスーツのひとつですが、HG版のキットでは差し替えで変形を再現しています。
ガンダムキュリオスの変形はΖガンダムなどのそれと異なりかなりシンプルな変形であり、体を倒して各パーツを起こすだけ、というものですが、差し替えの変形ということでまとまった形状になっています。見た目は三角形のような外見ですが、その鋭角なフォルムはいかにも「高速移動」ができそうなデザインであり、ガンダムキュリオスの最大の特徴である「変形」を完全に再現したキットといえるでしょう。
ガンプラのカテゴリーにおいて「変形」は一定のニーズがあり、可変モビルスーツが好きだという人も少なくありませんが、そんな人たちにとっても、このガンダムキュリオスは満足できる完成度を持っています。
優秀な可動範囲と今一つな色分け
このガンダムキュリオスのHG版キットを語る上で欠かせないポイントとなってくるのが可動範囲と色分けです。可動範囲については、非常に優秀であり、この点は飛行形態への変形ができるキットということからかなり広い範囲で関節を動かすことができます。
また、アクションベースに対応していますのでモビルスーツ・飛行形態両方のスタイルでディスプレイさせておくことができるのも嬉しいポイントですね。可動範囲が広いということはそれだけポーズをとらせる幅も大きいということになりますので、作ったあとも楽しむことができます。
その反面、変形ギミックを導入した弊害として色分けが少し甘いというデメリットもあります。ガンダムキュリオスに限らず関節などの細かい部分については色分けされていないキットも多いのですが、このガンダムキュリオスはさらに色分けが少ないため、劇中のイメージに近づけるためには塗装が必須です。
逆に考えれば塗装したいモデラーにとってはかなり作り甲斐のあるキットといえるのではないでしょうか。
「機動戦士OO」にはこのガンダムキュリオスの他にも様々な機体が登場しますので、機会があればぜひ紹介したいところです。
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