みなさんこんにちは、ホワイトファング買取スタッフです!
今回紹介するのは、「HGUC 1/144 MRX-009 サイコガンダム」です。
「機動戦士Zガンダム」に登場する、可変型モビルアーマーです。
禍々しさ
カミーユ・ビダンがホンコンシティで緑色の髪の少女、フォウ・ムラサメと出会います。。異国情緒の中、淡い思いを通わせる二人。しかし、彼女の正体はムラサメ研究所で改造された強化人間でした。そのために過去の記憶を失い、名前も便宜的につけられた「四番目」と呼ばれる彼女はティターンズのスードリ隊に編入され、サイコ・ガンダムに乗ります。
ガンダムの顔を持ちながらも黒く塗られ、通常のモビルスーツの2倍以上の巨体。頭部・腕部・脚部を収納してモビルフォートレスと呼ばれる変形は文字通り「動く要塞」を思わせ、その大きさのために巨大輸送機のスードリでも内部に収容できず、機体に吊り下げて運ぶしかありません。
可憐な姿のフォウの乗機としては相応しくない禍々しさですが、強化された副作用である頭痛や情緒の不安定、記憶の喪失に悩まされる彼女の心の歪みを象徴しているとも感じます。
武装は腹部の3連装拡散メガ粒子砲、頭部の小型メガビーム砲、両手すべての指先に備えられたメガ粒子砲があります。巨体ゆえに動きは鈍重ですが、Iフィールドによる対ビームバリアと厚い装甲で、防御にも優れています。
武器の使用や姿勢制御はサイコミュによって行われるために、それに見合う強化人間=フォウが必要になった訳です。
さて、当モデルはサイコ・ガンダムとしては最大になります。1/144とはいえ、元の設定が巨体なので、1/60ガンダム並みにデカい!そして、モビルフォートレス形態に差し替えなしで変形します。古いモデルなので色分けが十分でなく、頭部センサー、各バーニア、胴部メガ粒子砲は塗装した方が良いでしょう。合わせ目も結構ありますが、本体が大きいのであまり気になりませんでした。
全身ビーム砲のサイコ・ガンダムは、なまじカミーユと心通わせたばかりに乱れるフォウの心のままに、ホンコン・シティを火の海にします。カミーユの身を挺しての説得で撤退するも、記憶を取り戻すためと、サイコ・ガンダムから離脱できません。
そして戦況不利なスードリがカラバのアウドムラに特攻をかけようとした時、カミーユを宇宙へ帰すために、フォウはサイコ・ガンダムをスードリに突入させ、搭載のシャトルブースターでガンダムMk-2を射出します。
新劇版ではその際に命を落としたフォウですが、TV版ではサイコ・ガンダム2号機に乗ってカミーユとキリマンジャロで再会します。さらに強化が進んでいましたが、カミーユの説得で心を取り戻すフォウ。しかし、ジェリド・メサの攻撃からカミーユを守るためにフォウは命を落とします。
居合わせたアムロ・レイとシャア・アズナブルは、ララア・スンの最期を思い出さざるを得ません。そして、最後の戦いで彼女の姿が現れた後、カミーユが崩壊したことと無縁ではないでしょう。
新劇版ではラストが異なるために、キリマンジャロの場面はありません。
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