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それでは今回はプレミアムバンダイから限定販売された「MG プロトタイプグフ」を詳しく紹介していきます。グフは初代「機動戦士ガンダム」に登場した人気モビルスーツですが、そのグフのプロトタイプという設定です。
グフの試作型
ガンダムシリーズでは「試作」という言葉が頻繁に登場します。実際に「機動戦士ガンダム」でこの「試作」という言葉を知ったという人も多いのではないでしょうか。今回紹介するプロトタイプグフもまた、そんな試作型モビルスーツのひとつであり、グフが制式採用される以前に試作されたという設定のモビルスーツです。
グフといえば一般的にはランバ・ラルが搭乗した機体やノリス・パッカードが搭乗したグフカスタムなど青いカラーリングをイメージする人も多いかもしれませんが、プロトタイプグフは淡い茶色のサンドカラーで成形されています。
基本的にはMG版グフVer2.0をベースとして作られたキットですのでグフ用の余剰パーツもそれなりに出るものの、新規造形されている部分も多いのが特徴です。見た目のイメージは外装のカラーリングが異なる点も含めてオリジナルのグフとはかなり違ったイメージがあり、新規造形のパーツを加えることでグフらしさを残しつつ「試作型」という設定に対して一定の説得力を与えています。
モビルスーツの開発では必ずと言って良いほど登場する「試作型」という設定ですが、それらの設定を再現するキットが出ているのはさすがガンダムシリーズといったところでしょう。
新規造形されたパーツと各種武装
グフVer2.0がベースとなっているものの、単なる色違いというわけではなく細かい部分で異なる箇所があります。たとえば頭部ですが、モノアイ下部から伸びるダクトはやや長めの形状となっており、下に垂れ下がったようなデザインで造形されています。
また、グフといえばヒートロッドと5連装フィンガーバルカンが代表的な武装ですがプロトタイプグフではいずれもオミットされており、ヒートロッドなどを装備させることはできません。その反面武装は非常に豊富なものが用意されており、グフおなじみのヒートサーベルやシールドはもちろん、ザクマシンガンやザクバズーカ、ヒートホークといったものが付属します。
ヒートサーベルやシールドはプロトタイプグフ本体のカラーリングに合わせていますので、違和感なく装備させることができます。本来ならばザクの装備であるこれらの武装があることで、より「試作」であるということを印象づけることに成功しています。
グフは初代「機動戦士ガンダム」では決して出番の多い機体ではありませんでしたが、その印象的な活躍から多くのファンが存在する機体でもあります。
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