こんにちは、ホワイトファング買取スタッフです。
本日は、高価買取商品のDVD 劇場版機動戦士ガンダムIII めぐり合い宇宙編について、ご紹介させていただきます。
三部作堂々の完結
前2作の好評により、ファンの期待も大きかった三部作の最終作「めぐり合い宇宙」(そらと読む)が公開されたのは1981年3月と前作から半年以上経った時期になりました。
これは、TV版の終盤でメイン作画監督の安彦良和が入院し降板したため、作画が非常に荒れており、ほぼ全面的に作画を作り直したことによります。9割以上が新作画と言われています。
この作品は時間削減のために登場シーンを丸々削られた人物がいたり、新作画による演出の変更はあっても、ストーリーラインはほとんど変わっておらず、打ち切りが決まった後の脚本陣がいかに話をうまく詰め込んでいるものだと感心できる作りになっています。
戦争が最終局面に入り、激しさを増す戦場の中で主人公アムロとライバルのシャアはニュータイプとして覚醒していき、人類の在り様を問われていきます。
そういったテーマ性の強い作品でありながら、ロボットアニメとしての戦闘シーンもしっかりと描かれ、最終決戦でのガンダムとジオングの戦いで、双方が徐々に機体を損傷させたながらも戦い続ける様は、BGMとして流れる主題歌「めぐり合い宇宙」のメロディーと相まって悲壮感が漂う素晴らしいものになっています。
なお、この映画のサントラ盤はキングレコードの1982年LPダイヤモンド賞を受賞しています。
ここで紹介する2007年に発売された単品版のDVDは、富野総監督監修のHDプレミアムマスター仕様となっていて特典映像として特報と劇場予告編を収録しています。
また、字幕は日本語と英語が収録されています。
ガンダムのテーマであるニュータイプ
ファーストガンダムのテーマである「人類の革新たるニュータイプ」とは一体何だったのでしょう?
「他人とのつながりを大切にし、相互理解によりお互いを尊重しあうことで争い事はなくなる。それが人としての理想であり、目指すべき姿である。」
これを言いたかったのだと思うのですが、「富野節」と呼ばれる抽象的な言葉の数々により、ニュータイプの体現者であったララァが変な電波を受信したかのような発言を繰り返すことになり、非常にわかりづらくなっており、この自分の解釈が絶対に正しいとは言えません。
富野監督は「映像が全てです」と自身による作品の解説を嫌がりますが、そういった常に視聴者に考えさせるのが彼の常套手段なので、そのつもりで作品を鑑賞し、各キャラの発言を自分なりに解釈していけば富野監督を始めとする製作陣が言いたいことが見えてくるのではないでしょうか。
機動戦士ガンダムは人類の理想というニュータイプ論を縦糸に、ミリタリー色の強いリアル指向のSFを横糸にして紡ぎだされた作品であり、放映から40年以上たった今でも色褪せない素晴らしさがあります。
TV放映版を無駄なく大胆に再編集した劇場版は長さ的にも見やすい作品なので、新しいガンダムから入った若いファンの人たちにも、一度は見て何かを感じてほしいと思います。
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