こんにちは、ホワイトファング買取スタッフです。
本日は、高価買取商品のHGUC 1/144 MS-14J リゲルグについて、ご紹介させていただきます。
旧式機改修の成功例
MS-14J リゲルグはアクシズ(後のネオ・ジオン)がまだアステロイドベルトで生活していた頃に、MS-14をベースに改修した機体で、名称は「リファインド・ゲルググ」の略となります。
初期のアクシズにおいて、ゲルググは居住区拡張などの各種作業に従事しますが、ガザシリーズが開発されて以降は一線を退くことになります。
その後、地球圏機関作戦に参加するパイロットの訓練用として利用されることになりますが、当時の新型機と比べて完全に旧式化しており、近代化改修がほどこされたのが本機となります。
最大の特徴は、2倍以上に延長された巨大なショルダー・アーマーです。
同じアクシズ製MSのキュベレイのフレキシブル・バインダーを参考に設計されており(開発時期を考えると、キュベレイのための試作とも考えられる)、内部には3基ずつのバーニア・スラスターを内蔵し、シールドとしても使用可能なこのユニットは、「ウイング・バインダー」と呼ばれます。
コクピットモジュールには当時普及していた全天周囲モニター・リニアシート方式の球形ポッドを採用し、第二世代MSに準拠した形になっています。
武装は、増設されたバックパックの右上部にミサイル・ポッドを装備し、更にビーム・ランサーを2基マウントしています。前腕部にはグレネードランチャーが装備されており、ウィング・バインダー内部には円盤形の宇宙機雷を6基ずつ搭載することも可能です。
ビーム・ライフルは従来の物に加え、銃身下部にグレネード・ランチャーを装備した新型のものも用意されています。
生産性はガザシリーズに劣るものの、性能は同時期の新規設計機となんら遜色はなく、改修機だけでなく新規生産されたものもあり、それらは指揮官用のMSとして運用されていました。
旧式キット改修の成功例
このキットは、2018年7月にプレミアムバンダイ限定品して発売されました。
ベースキットは2006年10月発売のHGUCシャア専用ゲルググと少し古めのため、関節可動域が少々狭めですが、肩関節、股関節共に90°以上曲がり、上半身は回転します。
ゲルググのプラモデルは腰の回転をしても外れないことが重要なので、ポイントはちゃんと抑えていることになります。(注:このネタがわかる人は40歳以上のボンボン読者です)
肩と腕、バックパック、アンテナブレードが新規造形で作られており、それらの旧パーツが余剰パーツとして残っています。
更に、スラスターの中など一部塗装の必要な部分もありますが、成型色とシールでほぼ設定色を再現しています。
武装は新型ビームライフル、ビームライフル、ビームランサー刃×2と付属しており、ハンドパーツは左右の握り手と、右の銃用の持ち手、左の平手となります。
なお、2019年3月に同じプレバン限定品として、このキットの成型色違いに新規パーツを少し追加したユニコーンVer.も発売されています。
バンダイさんは本当に商売上手ですね。
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