【機動戦士ガンダム THE BLUE DESTINY】HGUC 1/144 MS-08TX[EXAM] イフリート改

こんにちは、ホワイトファング買取スタッフです。

本日は、高価買取商品の「HGUC 1/144 MS-08TX[EXAM] イフリート改」について、ご紹介させていただきます。

新人類を裁くもの

ジオン公国のニュータイプ研究機関であるフラナガン機関に所属していたクルスト・モーゼス博士は研究に没頭した結果、ニュータイプという新人類は今の人類を滅ぼす存在であるという強迫観念にとらわれてしまいました。

そして、驚異の戦闘力を見せるニュータイプと人類が対等以上に戦うためのシステムを開発し、ニュータイプを裁く(examination)ためのシステムとして「EXAM」と名付けました。

EXAMシステムの試験機として、8機の試作機の生産まで進んだものの量産が見送られたMS-08TX イフリートの内の1機を改造したものが使われました。それがMS-08TX[EXAM] イフリート改です。

ベース機であるMS-08TX イフリートはグフとドムの中間に位置する機体ともいわれ、大推力のスラスターを採用し、のちのゲルググをも凌駕する推力を持つ陸上用MSです。

この機体の頭部を大型化しEXAMシステムを搭載、両腕部に2連装のグレネードランチャーを追加しています。

開発責任者のクルスト・モーゼス博士の趣味で全身を青く、テストパイロットのニンバス・シュターゼンのパーソナルカラーである赤で肩アーマーを塗装し、武装として両手にヒートサーベル、両脚に6連装のミサイルポットをマウントしています。

イフリート改はジオン公国軍の機体としては高性能ではあったのですが、EXAMシステムが100%の力を発揮することができないとクルスト・モーゼス博士は判断し、更なる高性能機を求め地球連邦に亡命します。

これがセガサターンで1996年から1997年にかけて発売された三部作のゲーム「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」の前史となります。

幻の機体をキット化

HGUCのブルーデスティニー関連商品は2007年にブルーデスティニー3種類が発売されていましたが、イフリート改は発売されていませんでした。
しかし、2017年8月から翌年3月にかけてブルーデスティニー3種類が新規造形で発売されるのに合わせて、2017年9月にプレミアムバンダイ限定品としてHGUCイフリート改は発売されました。

このキットは、2017年7月に一般販売されたHGUCのイフリート・シュナイドの関節部分を流用して、外装部分が新規造形となっています。

ベースキットが細身のスタイルだったので、ゲーム中の印象に比べるとスマートに感じるシルエットで、シールを貼る前提の色分けになっているたため、素組みだけでは少々物足りない成型色ですが、シールを貼り墨入れをするだけでほぼカラーリングは再現されます。

関節の可動については、肩は関節やアーマーのスライドなどによりかなりの可動域がありますが、装甲の形状の問題で肘や足首、股関節などの動きが少なめで、腰は全く回りません。
とはいえ、通常のポージングをするには十分で、ゲーム中ムービーのポーズはほぼ再現可能です。

武装は刀身がクリアパーツのヒートサーベル×2と脚部ミサイルポットが付属しています。また、ヒートソードのマウントパーツが付属しており、バックパックや腰に装着することができます。

プレバンの限定商品は、古いキットの流用品のせいで不満が出るのがいつものパターンですが、このキットはベースキットが販売されてすぐのキットなため、作りがしっかりしているのが最大の魅力です。

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