MG 1/100 MS-09R リック・ドム 買取いたします!

こんにちは!ホワイトファング買取スタッフです。

本日は、高価買取商品のMG 1/100 MS-09R リック・ドムについて、ご紹介させていただきます。

急ごしらえだが高性能

一年戦争当初に主力MSだったザクII、特にF型は完成度が高く、その次の主力MSの開発は難航しました。

有力候補であったF型の後継機であるR型(通称高機動型)が度重なる仕様変更を繰り返しているうちに、ツィマッド社が地上用MSであるドムを宇宙用に再設計したリック・ドムをわずか2ヶ月で開発し、設計段階のゲルググやギャンと並び、次期主力空間戦用MSのコンペティションに参入しました。

そのうちに連邦軍がRX-78 ガンダムを開発し、対抗として次期主力MSにはビーム兵器を搭載することが決定したもののその開発には時間が掛かることから、リック・ドムがMS-14A ゲルググが完成するまでの暫定的な主戦力として生産されることになります。

ドムが熱核ジェットによるホバー移動ができる仕様であったため、その部分を熱核ロケットに変更し、地上用の防塵装備を取り除いた代わりに、プロペラントタンクを増設するといったところが、ドムとの違いになります。

このプロペラントタンクの増設により推進剤の余裕ができ、ザクIIに比べて3倍近い推力があるにもかかわらず稼働時間が長くなっており、熟練兵を失い推進剤切れを多発したジオン公国軍にとっては非常に有難いものでした。

ドムの製造ラインをそのまま使える生産性の高さがザクIIをピーキーに再設計したR型にコンペで勝った要因と言われていますが、この稼働時間な長さも重要な要因でしょう。

武装はドムと同じものを使用していますが、ビームバズーカと呼ばれる試作の携行型大型ビームキャノンを装備したという記録もあります。(ビームバズーカ装備はMS-09RS型と呼ばれる別機体という説もあり)

急ごしらえではあるものの完成度の高いMSであり、一年戦争終盤のジオン公国の屋台骨を支えることになる骨太な機体、それがリック・ドムです。

なお、TV版の作中では地上用のドムと全く同じデザインで、バンクの使い回しをされていたのですが、劇場版では腰アーマー(所謂スカート)内部と脚の部分のバーニアの作画が追加されています。

圧倒的な存在感

このキットは、MGドムのVer.2.0が必要ないと言われるほどのプロポーションはそのままに、成型色を少し変えただけと思いきや、細かいところが変更されています。

今までのキットでは全く同じデザインだったのですが、背部のバーニアも新規のデザインになっており、また、足の裏のバーニアもモールドによる表現ですが違うものになっています。

武装もジャイアントバズとヒートサーベルのほかにビームバズーカが付属しており、ただでさえ重量感あるデザインのリック・ドムを更に重厚にさせています。

1999年10月の発売なため、肩アーマーに合わせ目があるなど作りの甘いところもありますが、それをものともしない圧倒的な存在感のプロポーションはガンプラの到達点の一つと言ってもいいのではないでしょうか。

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